ドイツの行事

ドイツの伝統行事!ラタルネ輝くマルティン祭で何するの?意味や参加方法まで紹介します!

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11月のドイツの宗教的な伝統行事としてマルティン祭があります。

このマルティン祭、お店や家を回って歌を歌うとお菓子などがもらえるということもあって

ハロウィンに似たものだと思われる方もいるのですが、全く別物。

実在した人物の逸話を毎年このような行事で伝え、人々に子供の頃から分け与える事の大切さを伝える大事な行事なんです。

マルティン祭の背景の物語を知ったうえで、参加するとさらにこの行事が興味深く感じられるので私がドイツ語の先生に教えてもらった聖マルティンの生い立ちからの話や実際のマルティン祭はどんなことをするのかなど詳しく紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • 聖マルティンに関して知りたい方
  • マルティン祭でどんなことをするのか知りたい方
  • マルティン祭に参加するときに準備するものや事を知りたい方

マルティン祭のマルティンとは?

マルティン祭

マルティン祭はいつ行われるの?

マルティン祭はドイツ語でSt.martins tag(聖マルティンの日)と言われています。

 

St.Marteins-tag (聖マルティンの日)は11月11日です。

 

この日は、聖マルティンの埋葬の日で今では聖人の追悼の日とされています。

その為、11月11日周辺の週に各小学校や幼稚園・教会などを中心にしてマルティン祭が行われているようです。

聖マルティンってどんな人?

ドイツ語の先生に教えてもらった聖マルティンの生い立ちからのお話紹介しますね!

聖マルティンは実在の人物で、316年ハンガリーで生まれました。

彼の父の希望に従い、ローマ軍に入隊し騎士(der Ritter)になりました。

敬虔なクリスチャンだったのですが、40歳でようやく除隊が許されます。

その後、修道院の原型とされるものを建設しキリスト教活動に影響を与えます。

最終的に司教(der Bischof:ビショーフ)にまでなりました。

そして現在、キリスト教の聖人となっています。

聖人の英語のst(セイント)はドイツ語では(ザンクト)と読み

st.Martein(ザンクトマルティン)と呼ばれています。

Wikipediaではトゥールの聖マルティヌスとして紹介されているのでさらに詳しく知りたい場合はこちらのリンクから。

司教というのは、牧師とは違い大聖堂(Dom)にしかいない方の役職。

例えるならケルン大聖堂のような大きな教会にいるのが司教なので、そのすごさがわかりますね。

宗教ペンダントとしても聖マルティンのモチーフは存在しています。

 

マルティン祭で出てくる逸話「マント切り」とはどんなお話?

マント切り

マルティンのマント切り(Mantel teilung)のお話

騎士(der Ritter)として街を巡回しているときの出来事です。

その日は、雪がふる寒い日でした。

そんな寒い中、上着もない寒い姿で震える物乞い(Bettler:ベットラー)をみます。

助けてあげたいと思ったマルティンですが、あいにく何も持ち合わせていません。

そこで、彼の身に着けているマントを切り半分を物乞いに分け与えた。

というお話です。

このお話が聖人として最も有名な行為です。

 

マントを分け与えるこの行為がとても有名だということは下の画像のようなキャンパス画も販売されていることからも伺えますね。

マルティン祭ではどんなことをするの?

マルティン祭当日の流れ

マルティン祭は11月の寒い夕方から始まります。

どんな流れなのか順番に紹介しますね。

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1
マルティンを先頭に行進する。

マルティンの行進

17時頃から教会や小学校や幼稚園に集合し、馬に乗った騎士時代のマルティンを先頭に30分から1時間ほどかけて一人ずつ自分で作ったもしくは買ったランタンを持ちながら行進します。

一緒に、演奏してくれるボランティアの演奏隊の方もいて、その方たちが演奏するメロディーに合わせて、聖マルティンにちなんだ歌を歌います。

行進はだいたい1時間~1時間半程度。かなり長い距離を行進します。

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マルティンのマント切りの劇を見て歌う

マント切りの劇

やっと長い行進から戻ってきたら、マルティン祭のクライマックスマント切りの劇をみて、そのあとみんなで”st.Martin"の歌います。

ここが、お互い分け与えることの大切さを再認識する一番重要なところです。

この”st.Martin"の歌は、日本の歌でいえば桃太郎さんのように歌の歌詞が物語になっていていて歌うとマルティンの逸話がわかるようになっています。

こちらのYouTube動画は、歌詞と映像が連動しているのでとても分かりやすいですよ!

興味のある方は一度聞いてみて下さい!


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マルティンテューテをもらって解散・民家やお店を回る

マルティンテューテのあるなしや民家やお店を回れるかはその参加したマルティン祭によっても

異なります。

マルティンテューテとは、中にお菓子の他、りんごやみかんなどの果物やくるみなどが入った紙袋。

事前に親がチケットを購入しておき、行進の後などに、マルティンテューテと交換します。

マルティン袋

マルティン祭にちなんだパン:ヴェックマン(Weck Mann)

ベックマン

10月ごろになるとパン屋さんでパイプを持った人型のパンが売り出されます。

これがWeck mann(ヴェックマン)

マルティンテューテにはこのベックマンが入っています。

これが聖マルティンかはわかりませんが、パンにのっているパイプはココだけ陶器でできていて、カトリック教会の司教の持ち物に由来されていて宗教的な意味があるようです。

 

ヴェックマンは普通のドイツの堅いパンと違い柔らかく日本のパンに近くておいしいですよ。

 

マルティン祭に参加するのに準備しておくことは?

ランタンを作る or  買う

ラタルネ

マルティン祭の行進の時になくてはならないのがランタン。

ランタンは、ドイツ語ではLaterne(ラテルネ)と言われ、幼稚園や小学校に通っていれば必ず作ります。

日本人小学校などでも毎年必ず作るので、マルティン祭には、自分で作ったランタンを使うことができます。

もちろん10月ごろから大型スーパーやdm・Rossmannなどのドラックストアでも売り出すので

ランタンを買うこともできますよ!

ランタンをつるす棒を買う

ラタルネの棒

ランタンが完成したら、ランタンをつるす棒が必要です。

これも10月ごろからdmやRossmannで販売されるので購入しましょう。

長さも短いのから長いのまで用意されています。

注意ポイント

  • 棒は短い方がおすすめ
  • 不良品もあるのでレシートを取っておく

棒の長さは長いとランタンが重く感じます

特に小さい子は短めがおススメです。

また、不良品も多いのでせっかく買ってもライトがつかない場合もあります

交換にはレシートが必要なので必ず、ライトがつくか確認するまでは捨てずにとっておきましょう!

もらったお菓子を入れる袋を準備する

歌を歌いながらお店や民家を回ります。

歌はお決まりの曲が2~3曲あって、きちんと1っ曲歌うとお菓子や果物がもらえます。

受け取る時は、袋を広げるとそこに入れてくれることが多いです。

ショッピングバックなどなんでもいいので、お菓子を入れる袋を用意していきましょう。

結構重くなります。

 

お店や民家で歌うザンクトマルティンにまつわる歌を覚えておく

幼稚園や小学校で歌も覚えてくるので問題ないと思いますが、よく歌われる歌を2つ紹介します。

①一番簡単で小さい子でもすぐ覚えられる”Laterne、Laterne"(ラタルネ、ラタルネ)


②最後の擬音がかわいい”Ich geh mit miner Laterne"

この2つとマント切りの後に必ず歌う”St Martin””が歌えればもう十分です。

近くで行われるマルティン祭を調べる方法

マルティン祭が行われるかは 【Martinszug  + 都市名】で検索してみましょう。

2020年は残念ながら、ほとんどのマルティン祭が中止になっています。

開催されるかどうかよく確認してみて下さい。

まとめ

ドイツの寒い冬の夕方から夜にかけて行われる宗教行事マルティン祭。

私のドイツ生活の中で経験した行事の中でも、特に好きな行事の1つです。

2020年はほとんどの場所でキャンセルになると思いますが、今年もラタルネを作ったり

ザンクトマルティンにちなんだ歌を歌ったり、過去の動画を見て雰囲気だけでも味わい、

2021年の開催に期待したいと思います。

You Tubeで「St Martinzug」と検索すると過去の動画が色々出てくるので関心のある方はのぞいてみて下さい!

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デュッセルママ

ドイツのデュッセルドルフで5年程生活している駐在妻です。生活の立ち上げ当時はドイツと日本の違いに苦労しました。そんな経験を思い出し自分がドイツに来た時に早く知りたかったことやドイツ生活のはじめの一歩が楽になるような、情報を発信していきたいと思います。

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